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ヒノキチオール
台湾ヒノキから取れるヒノキチオールという成分があります。日本人が発見した成分なので、こんな名前なのですが・・・
このヒノキチオール、シミやニキビ対策になかなか良いのです。
まず、メラニンの生成を抑えます。また、皮膚の新陳代謝をよくするので、メラニンが溜まりにくくなります。
しかも、浸透力が高いので、肌の奥まで効果が期待できます。
さらに、殺菌力があるんですね。ニキビの原因菌であるアクネ菌にも効きます。でも、人に対するは、気にするような毒性がありません。
ヒノキチオール、恐るべし!
浸透技術
ビタミンCはシミ対策に欠かせない成分ですが、そのままでは肌に浸透しません。親水性のビタミンCは肌の脂分にはじかれてしまうのです。
また、コラーゲンも分子が大きいため、そのままでは肌に浸透しません。
このように、化粧品の有効成分は肌の奥まで浸透させるのが大変なのです。そこで、浸透力を高めるためにいろいろな技術が開発されています。
例えば、ビタミンCなら、
● ビタミンC誘導体
● イオン導入
● 超音波導入
● ナノ技術
などがあります。イオン導入や超音波導入は家庭用美顔器に使われている技術です。
シミと紫外線対策
シミ対策・シミ予防に紫外線対策(UVケア)は欠かせません。帽子や日傘などの利用も紫外線対策ですが、それだけでは限界がありますよね。直射日光下で、そういった物を使えない状況もあるので・・・
そんな場合にはサンスクリーン剤(日焼け止め)を利用することになります。その際に注意しなければならないのが、紫外線の遮蔽強度。それぞれの製品ごとに、どれくらい紫外線をカットできるのかが異なるのです。
一般的に、サンスクリーン剤には紫外線の遮蔽強度を表す2種類の表示があるはずです。1つはSPF、もう1つはPAと呼ばれる指標です。
SPFは波長の短い紫外線を遮蔽する強さを示すもので、“SPF30”などのように数字で表します。
また、PAは波長の長い紫外線を遮蔽する強さを示すもので、“PA++”のようにプラスの数で表します。
大事なことは、使用状況によく合った強度のサンスクリーン剤を選ぶことです。強度が足らないのはもちろんダメですが、無意味に強度の強いものも避けましょう。
シミと活性酸素
紫外線を浴びた場合も、炎症後色素沈着の場合も、シミの素メラニンが作られる過程で活性酸素がかかわっています。つまり、活性酸素が多く作られるとシミも出来やすくなるわけです。
活性酸素は「細胞を錆びつかせる」などと言われ、とかく悪者扱いされます。しかし、人間の免疫機能は活性酸素を利用していますし、活きている以上は活性酸素の発生は無くせません。
とは言え、余分な活性酸素はメリットがありませんので、なるべく発生させないようにしたいものです。
活性酸素が発生する要因は、紫外線、ストレス、睡眠不足、喫煙、食生活の乱れなど、多岐にわたっているので、やっかいですね。
ストレスでシミが増えたり、肌が荒れたりするのは、活性酸素がかかわっていたんですね。
ノーベル賞成分EGF
年をとるにつれてシミが出来やすくなる事は誰でも知っていますよね。その大きな理由は、皮膚の生まれ変わりが衰えて、メラニンが溜まってしまうからです。
皮膚細胞の生まれ変わりを司っているのが、EGF(上皮細胞増殖因子)という物質です。このEGFが表皮細胞の分裂・成長を促しているのです。
ところが、EGFは年齢とともに減ってしまうんですね。でも、自分では作り出せなくても、EGFを補給してあげれば再び皮膚の生まれ変わりが活発になることがわかっています。
そんなわけでアンチエイジング化粧品にはEGFがよく配合されています。もちろん、シミ対策・シミ予防に効果があります。
ちなみに、EGFはノーベル賞受賞対象になった成分なので、「ノーベル賞成分」などと書かれていることが多いですね。